ソフトウェアの WinMerge でテキストファイルとフォルダの内容を比較する方法

システムの開発現場ではプログラムとなるテキストファイルの内容を比較したり、フォルダ内にあるファイルの比較を行うことが多々あるため見落としを無くすためソフトウェアの WinMerge を使って差分を洗い出す方法を紹介する。

ソフトウェアの WinMerge でテキストファイルとフォルダの内容を比較する方法




1.開発現場で差分を確認する重要性


プログラムを取り扱うシステム開発の現場では、プログラムにどのように手を入れられたか確認する場合に変更前と変更後を比較する重要な作業項目がある。



この比較を行う目的はシステムが稼働する本環境に設置する場合に古いプログラムを置こうとしていないかや、想定していた変更箇所以外も不用意に変更されていなかといった、動作に悪影響が無いかを確認して不具合を防止するものである。

変更前と変更後を比較する場合は両方を並べて目で一つずつ確認する手段があるが、見落としがあったり、量が多いと差分を確認する手間がかかるためソフトウェアで自動化することが多い。
そのソフトウェアの中で今回は WinMerge を使ってファイルやフォルダの内容を比較する。

2.WinMerge とは


WinMerge(ウィンマージ)とはファイルまたはフォルダ内を比較して違いを表示する無料のソフトウェアである。
海外で開発されたソフトウェアだが、日本語化された WinMerge も提供されている。



Linux 系のサーバのコマンドで用意されている diff と類似しているが、差分箇所に背景色が付く以外に、差分だけの抽出、比較結果の出力などの機能が搭載されている。

3.WinMerge の使い方


WinMerge の使い方としては WinMerge を起動して表示される初期ウィンドウに比較したいファイルまたはフォルダを指定して、ボタン「OK」を押すだけである。

ファイルまたはフォルダを指定


ファイルまたはフォルダを指定する場合は、変更前と変更後の順番で指定しても、その逆で指定しても問題無い。

3-1.ファイルを比較して差分を確認


ファイルを指定して比較すると下図のように違いがある差分の箇所に背景色が行ごとに付いて表示される。
さらに背景色が付いた行の中で文字列単位で異なる背景色が付くため、変数名を変更するなどスペルの違いもわかりやすくなる。

ファイルの比較結果の様子




3-2.フォルダを比較して差分を確認


フォルダを指定して比較すると下図のように違いがある差分の箇所に背景色が付いて表示される。
比較の結果、ファイルはあるが内容が異なるのか、それともファイル自体が無いのかといった比較結果も示される。

フォルダの比較結果の様子


3-3.比較した結果を出力する


ファイルやフォルダを比較した結果は WinMerge に表示された画面のまま HTML ファイルに出力することができる。
比較結果の出力は上部メニューより「ツール -> レポートの生成」をクリックすると出力先を指定した上で実施できる。

ツール -> レポートの生成を選択


出力した HTML ファイルをダブルクリックするとブラウザが起動して比較結果が表示されるとともに、Excel など HTML ファイルを読み込めるソフトで開いて編集することも可能である。

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