Excel で行の横方向に対して検索して結果を返す HLOOKUP 関数の使い方 -Officeソフトの使い方(45)-

Excel で HLOOKUP 関数を用いることで特定のキーワードで検索して関連する値を表示する、シート内でデータベースのような使い方を行う方法について紹介する。

Excel で行の横方向に対して検索して結果を返す HLOOKUP 関数の使い方




1.HLOOKUP 関数とは


HLOOKUP 関数とは入力した特定のキーワードに対して指定する行に対して検索を行い、検索でヒットした列が持つ値を返す関数である。
関数名は水平または横を意味する Horizon と探すという意味の Lookup から成り立っている。

HLOOKUP はセルに下記の形式で入力する。

=HLOOKUP(検索値, 範囲, 行番号, 検索の型)


検索値には検索する値を指定し、値があるセルの場所またはダブルクォーテーションで文字列を囲って直接指定することができる。



範囲は検索対象のセル範囲を指定する。
複数行に渡って指定することもできるが、検索対象となるのは範囲内の先頭の行のみとなる。

行番号は検索でヒットした場合に返す値がある行を指定する。
指定する値は範囲の先頭の行から数えた行数となる。

検索方法は TRUE または FALSE の 2 つの指定方法がある。
TRUE または 省略した場合は検索キーワードに一致するか、一致しない場合は近似値をヒット対象とする。
例えば数値であれば 50 を検索キーワードとして 50 が範囲に無い場合は近似値の 47 などがヒットする。
対して FALSE は検索キーワードに完全一致するものだけをヒット対象とし、一致するデータがない場合は #N/A が返る。

実際に Excel に入力する場合は次のようになる。

=HLOOKUP( A3, B5:D10, 2, FALSE)


2.HLOOKUP 関数の利用シーン


HLOOKUP 関数の利用シーンはシートに生徒の成績表や在庫や仕入れの製品名を表に記入し、検索したいキーワードでヒットした列の値をすぐに確認するなど簡易的なデータベースのような利用をしたい時に用いられる。

HLOOKUP 関数を使った成績表の例


上図は生徒の成績表からある生徒の点数を確認するために HLOOKUP 関数を利用した例である。
生徒名を入力する入力欄と検索でヒットしたときに結果を表示する欄を設け、その下部に生徒名と各教科の点数を表で入力したものである。
検索したいキーワードに生徒名「BB」を入力すると BB が持つ点数の内、国語の 90 点が返るように関数を設定している。



3.HLOOKUP 関数の使い方


HLOOKUP 関数の使い方は上図を例に次の手順で表や関数を入力する。
まず、検索対象となる表を下図のように用意する。

検索対象の表を用意


5 行目には検索キーワードでヒットさせる生徒名を入れ、6 行目以下に国語や算数など各教科の点数を入れるものとする。
次に、検索結果の値を表示する箇所をセル C3 とするため、C3 に次の HLOOKUP の関数を入力する。

=HLOOKUP( C2, C5:G8, 2, FALSE)


HLOOKUP 関数の入力




検索キーワードは C2 に入力するため検索値は C2、成績を入れた表は 5 行目以下にあるため範囲は C5 から G8 の間としている。
また、範囲の先頭行が 5 行目となり、今回は行番号を 2 とすることから先頭行から数えて 6 行目の値が HLOOKUP 関数で返るようにしている。

HLOOKUP 関数の入力を終えれば Enter キーを押すとセル C3 には検索にヒットしないため #N/A が表示されるが、C2 のセルに生徒名を入れて検索にヒットすれば 6 行目のいずれかの値が表示される。

4.HLOOKUP 関数と VLOOKUP 関数の違い


HLOOKUP 関数と VLOOKUP 関数の違いは、HLOOKUP がある行に対して検索を行いヒットした列の値を返すのに対して、VLOOKUP は列に対して検索を行い火っとした行の値を返す違いがある。
すなわち、HLOOKUP 関数は「横方向」に検索し、VLOOKUP 関数は「縦方向」に検索する違いとなる。

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