iPod やスマホに入れた音楽の音量を MP3Gain で音質劣化させずに一定にする方法

iPod やスマホなどに入れた音楽が音量が大きいものや小さいものがあり音量が一定でないために毎回音量を調整したり我慢している人に向けて、ソフトウェア「MP3Gain」を利用して音質を劣化させること無く音量を一定にする方法を紹介する。

iPod やスマホに入れた音楽の音量を mp3gain で音質劣化させずに一定にする方法




1.音楽により音量が異なる理由


CD などから iPod やスマホに入れた音楽の音量が異なる理由としては、音楽一曲ごとに音量に関する設定情報(ゲインとボリューム)を持っているからである。
古い CD から取り込んだ音楽はゲインとボリュームが低い傾向にあり、最近の音楽でも取り込む際に利用したソフトウェアによってはゲインとボリュームが低くなる場合がある。

ゲイン(gain)とは電気回路の増幅機が入った場合などで電圧、電流、電力の入力と出力の比率で、単位はデシベル(dB)が利用される。
また、ボリューム(volume)実際に出力する音の大きさである。

尚、MP3 など音楽ファイルはパソコンでプロパティを開くとアーティスト名やアルバム名を確認編集することはできるが、ゲインとボリュームは確認することができないため専用のソフトウェアを利用する必要がある。
ここでは MP3 の音質を劣化させずにデシベル(dB)を確認と変更を行うソフトウェア「MP3Gain」を利用する。

2.音楽の音量を変更する MP3Gain とは


MP3Gain とは音楽ファイル(MP3)の音量を音質を劣化させることなく変更することができる無料で配布されているソフトウェアである。
音楽ファイル自体を再エンコードしないので複数の MP3 を一括で瞬間的に変更することができる。
-> MP3Gain のダウンロード(窓の杜)

3.MP3Gain で音量を一定にする方法


MP3Gain で音量を一定にするためにまずは MP3Gain を起動させる。
MP3Gain を起動させると音楽を読み込むためのボタン類と、読み込み済みの一覧が表示される欄が下図のように表示される。

MP3Gain を起動した直後


次に音量を変更したい音楽ファイル(MP3)を MP3Gain にドロップすると認識できた音楽ファイルが表示される。
上部メニューの「トラック分析」をクリックすると認識している音楽ファイルの音量などがどのような設定になっているか解析を開始する。
既に過去に分析したファイルであれば認識した時点で音量が表示される。

MP3Gain で MP3 を分析した結果


音楽ファイルを分析した結果、このファイルの音量は 71.8dB であることがわかる。
最近の CD の音量は 96dB であることが多いため、この音楽ファイルはやや音量が低く、実際に iPod などで再生すると他の曲に比べると音調が低い。
この音楽ファイルの音量を上げるために、「目標 標準 音量」に変更したい音量を入力する。
下図では一般的な CD の音量に合わせて 96dB にしている。

MP3Gain で MP3 の音量を変更した後


最後に上部メニューの「トラックゲイン」をクリックすると認識済みで画面に表示されている音楽ファイル全てが同じで音量 96dB に設定される。
ここで「目標 標準 音量」に入力する値が高すぎると聴力機能に支障をきたすため、値は 100 未満にするのが好ましい。

4.iPod の音量の自動調整と個別設定が効かない


iPod など音楽ファイルを再生する機器には音量を一定に保つように自動的に調整したり、機器に取り込む際に一曲ずつ個別に音量を設定する機能があるので、この機能を利用すると MP3Gain で変更しなくても音楽ファイルを入手した状態のままで音量の調整を行うことができる。

iPod では「設定 -> 再生 -> 音量の自動調整(サウンドチェック)」を選択してオンにすると iPod の再生時に音量調整しなくても自動的に音量を一定に合わせてくれる。
もし再生時に音量が一定にならない場合は、音楽を取り込む際に利用する iTunes 側も音量の自動調整をオンにする必要がある。

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