PDF を Word に変換する方法と四つの注意点

PDF は Word や Powerpoint など元となるファイルを印刷するように PDF ファイルとして書き出されるものだが、反対に元のファイルを紛失するなどして手元に PDF ファイルしかなく元の Word や Powerpoint のファイルに変換する方法と変換時の注意点について解説する。

PDF を Word に変換する方法と四つの注意点




1.PDF を Word に変換する


Adobe Acrobat オンラインサービスで Word に変換する


PDF を Word に変換するためには Adobe Acrobat Pro DC の製品版を購入するか、無料で利用できる Adobe Acrobat オンラインサービスの二種類の手段が用意されている。
製品版の Adobe Acrobat Pro DC は PDF ファイルを生成したり PDF を直接編集することができるソフトウェアだが、PDF から Word や Powerpoint といった双方向での変換も可能となっている。

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一方、製品版の Adobe Acrobat Pro DC を所有していない場合は無償で利用できる Adobe Acrobat オンラインサービスで PDF から Word への変換が可能だ。

PDF から Word に変換するためにまずはインターネットに接続できるパソコンで Adobe Acrobat オンラインサービスにアクセスし、画面内に表示されるボタン「ファイルを選択」をクリックして PDF ファイルを選択すると自動的にオンラインサービスに送信されて変換可能なファイルかチェックが入る。
-> https://www.adobe.com/jp/acrobat/online/pdf-to-word.html

変換された Word ファイルをダウンロードする


送信した PDF が問題無く Word に変換できるファイルであれば「ファイルの準備ができました」と表示されると同時にボタン「ダウンロード」も表示される。
ボタン「ダウンロード」をクリックすると Word に変換されたファイルが手元にダウンロードされる。

ダウンロード完了画面


変換された Word ファイルをダウンロードすると完了画面とともに、次に変換できるまでの時間が表示される。

2.変換するファイルの重要度に注意する





PDF から Word にする必要があるときは、ほとんどが元となる PDF に出力する前の Word や Powerpoint ファイルが無いときだろう。
それ故に Word にする場合の注意点がいくつかある。

その内一つが、上記の通り Adobe Acrobat オンラインサービスで Word に変換する場合は PDF ファイルが外部に送信されることである。
Adobe Acrobat オンラインサービスは https 通信で暗号化されているのに加えて Adobe 公式のサービスとは言え、一企業のサービスなので情報漏洩のリスクがある点は考慮すべきである。
そのため、重要な内容が記載された PDF をオンライン上で Word に変換するのは情報漏洩の観点からお勧めしない。
特に個人情報が記載された PDF の場合は個人情報保護法により外部に送信したことと見なされるため Word に変換する前に個人情報が無いかの確認は怠らないようにしなければならない。

3.オンラインで変換する先に注意する


Adobe Acrobat オンラインサービスはインターネット上に公開されているサイトで誰でもアクセスできる環境があるが故に、模倣サイトがあっても見分けがつなかい場合がある。
もし間違って模倣サイトにアクセスして Word 変換のため PDF を送信したならば、ほぼ確実に PDF の中身を見られていると判断しておいたほうがよく、その PDF に重要な情報が記載されていれば悪用は免れないだろう。



防衛策としてはAdobe Acrobat オンラインサービスにアクセスした際にブラウザの URL を確認してホスト名が adobe.com でなければ公式サイトでないので何もせずにブラウザまたはタブを閉じたほうがよい。

4.変換できる回数に注意する


無償で利用できる Adobe Acrobat オンラインサービスは Word に変換できる回数が一日一回と決められている。
そのため、PDF から Word にしたいファイルが複数ある場合や、PDF にするファイルを間違った際は次に変換できるのが 24 時間後になるため操作と変換するファイルの優先度は計画的に行う必要がある。

5.完全に元の状態でないことに注意する





Word や Powerpoint から PDF に出力した場合は、テキスト部分などある程度は元のファイルの情報を保持しているものの、PDF 後のファイルは軽量化されて自由に編集できないことが前提とされているため、Word に変換しても完全に元の Word の状態になるわけではないので注意が必要である。
特に表組みや図形の配置などはズレが生じるため、Word 変換に再利用したい場合は Word の再修正か、場合によっては元の PDF を見ながらゼロから Word で組み上げた方が早い場合があるので Word 変換する目的を見極めて利用するとよい。

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