Excel でスクロールバーのサイズを元の正常な幅に戻す -Officeソフトの技(37)-

Excel ですばやく見たい箇所に移動するために縦と横のスクロールバーを利用することは多いが、ある原因でスクロールバーをスライドさせると値や文字が無いところまで移動してしまう現象が発生することがあるため、スクロールバーが認識する範囲を元の正常な状態に戻す方法を解説する。

Excel でスクロールバーのサイズを元の正常な幅に戻す




1.スクロールバーがおかしくなる状態


Excel で空白行にもスライドできる状態


Excel でスクロールバーをスライドさせても表示される画面上には何も表示されていないことがある。
これはセルに空白や何らかの入力値が無くても発生するもので、上図のように実際に値が最終行に対して縦方向のスクロールバーは全体の中間ほどを指し、まだこの下にスライドできることを示しているが、実際にスライドすると何も入力が無い状態となっている。

2.スクロールバーがおかしくなる原因




Excel のスクロールバーがおかしくなる原因は、表示されている領域よりも外のセルに値や文字を入力すると Excel が自動的に入力したその位置を最大幅と認識する機能にある。
自動的に最大幅を認識してくれることでスクロールバーを一番端までスライドさせると一番端に入力しているセルまで即座に移動ができるのだが、その一番端のセルに入力した内容を削除しても Excel はその位置を最大幅と認識したままとなるため何も入力が無いセルまでスクロールバーがあるおかしな状態となってしまう。

3.スクロールバーを正常な幅に戻す方法


セルの最大幅を誤認識しているスクロールバーを元の正常な幅に戻すためには、Excel が最大幅だと認識しているセルを含む行または列から実際にセルに値や文字が入力されている箇所まで行または列まで削除すると解決する。
しかし、何も入力が無い状態で Excel がどこまで最大幅として認識しているかは目で見てわからないため、Excel の機能を利用して末端のセルまでカーソルを合わせることにする。

条件を指定してジャンプを選択する


Excel が認識している末端のセルを探すのは、上部メニューの「ホーム -> 検索と選択 -> 条件を選択してジャンプ」を選択する。

最後のセルを選択する


「条件を選択してジャンプ」を選択するとウィンドウ「選択オプション」が表示されるので、その中から「最後のセル」にチェックを入れてボタン「OK」をクリックする。

最後のセルにカーソルが合った状態


「最後のセル」を指定してジャンプすると上図のように Excel が認識する最大幅となるセルにカーソルが合った状態になる。
この後はそのカーソルがある行または列から実際に入力のあるセルの直前まで行ごとまた列ごとを選択して削除する。
行または列を削除するだけではまだ Excel が最後のセルを誤認識したままとなるため、Excel ファイルを上書き保存した後に再度ファイルを開きなおすとスクロールバーが適切な幅と認識がされているのが確認できる。

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