一つのプロバイダ情報を複数のルーターやパソコンで同時接続できない理由

リモートワークや大学のリモート講義で Wi-Fi より通信が途切れることのない有線の LAN ケーブルでネット接続を利用するように推奨されていることから、日頃使っている無線 LAN と有線で利用するパソコンと併用する場合は一つのプロバイダ情報で同時接続できないことがあり、その理由と対応策を解説する。

一つのプロバイダ情報を複数のルーターやパソコンで同時接続できない理由




1.一つのプロバイダ情報が複数同時利用できない理由





一つのプロバイダ情報が複数同時利用できない理由としては、主に二つある。
一つ目は一つのプロバイダの接続情報で同時接続できるとその情報を複数人で使い回されてプロバイダの契約数が鈍化してプロバイダ運営側の収益が減るからである。
仮にある一人がプロバイダと契約してその接続情報を会社の同僚やクラスメイトなど十数人と共有した場合、その十数人分の契約を失うことになるビジネス的な理由が挙げられる。

二つ目は違法取引や爆破予告など犯罪にかかわる書き込みが行われた場合に通信利用者の身元が特定できるように不特定多数が利用できないように警察関係部署から示達が出されている場合がある。
インターネット絡みの犯罪はまず加害者を特定するために IP アドレスから調査し、その IP アドレスはほとんどがプロバイダが所有しているためプロバイダに操作依頼が入る。
この時、プロバイダ側のその利用された IP アドレスと利用者を結びつけるために接続情報を利用するが、複数人で利用されていると犯人の特定が難しくなるからである。

ただし、プロバイダによっては複数同時に利用できる場合もあるが前述の理由より公表はされていないことが多いが、もし複数同時接続できて第三者にプロバイダの接続情報を教えてないようにしたほうがよい。
もしその情報を使った第三者がインターネット犯罪に絡んだ悪事を働いた場合は、契約者本人に疑いがかかり、身の潔白を証明することが難しくなるからである。

2.Wi-Fi と有線 LAN を同時に利用する方法





スマホや携帯ゲームなど自宅のインターネット環境は有線 LAN でなく Wi-Fi にしている家庭も多いだろう。
しかし、プロバイダの接続情報を設定した機器によっては Wi-Fi と有線 LAN が同時に利用できない場合がある。

光回線を利用している場合は NTT から終端装置となる ONU が提供されるが、それとは別に無線 LAN ルーターに設置しており、その無線 LAN ルーターにプロバイダ情報を登録してインターネット接続している場合は ONU、または無線 LAN ルーターの空きポートに LAN ケーブルを接続しても有線によるインターネット利用ではできない。

そこで、プロバイダの接続情報は ONU に登録し、無線 LAN ルーターと有線で利用したいパソコンを ONU にケーブルで接続することで Wi-Fi と有線の LAN ケーブルの両方でインターネット接続が利用できるようになる。

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