3種類の 100 均商品で撮影ブースを自作した過程と写真の出来を紹介

ウェブサイトやブログで小物の写真を掲載するのに綺麗に撮影するためには周辺の背景が写り込まない撮影ブースを利用するとよいが、サイトに掲載するだけでなく最近では模型や購入した物を SNS にアップすることを目的に個人間でも撮影ブースが注目されており、今回は手軽に 100 均の商品を利用して撮影ブースを自作することにした。

3種類の 100 均商品で撮影ブースを自作した過程と写真の出来を紹介




1.撮影ブースを自作するメリット


撮影ブースは製品を製造するメーカーや商品を販売する店舗以外でも個人で見栄えの良い写真を撮影するために用いられることが多いが、ホームセンターや家電量販店で一式が販売されていることはないので入手経路が困難である。
最近ではインターネット上は撮影ブースを購入することができるが、安くても 3,000 円以上の販売価格で撮影できる小物の大きさが限定されるといった問題が生じるが、撮影ブースを自作することで安価で材料を調達することができるだけでなく、サイズの大きい小物でも対応できるように撮影ブースを拡張することができるメリットがある。
また、自作する撮影ブースの材料は元々が撮影ブース用に販売されている商品ではないため、撮影ブースが不要になっても本来の書品の用途として利用して廃棄物が抑えられるメリットもある。



2.撮影ブース用に 100 均で購入するもの


撮影ブースを自作するのに必要な 100 均の商品全8点

今回自作する撮影ブースは全て 100 均で販売されてい商品を利用し、撮影ブースにかかるコストを抑えることができる。
撮影ブースの大きな役割としては「周辺の背景を写り込ませない」「照明を一定方向に統一する」の2点が挙げられ、前者の背景に関する問題においては箱型になるように間仕切りとなる資材を購入し、後者の照明に関する問題においては背景となる資材を購入することになり、今回は次の3種類、計8点を 100 均で購入した。

フリーマルチパネル 355mm x 355mm


まずは自作する撮影ブースの土台となる間仕切りを上下左右、そして背面の計5点購入する。
今回は組み立てラックシリーズのフリーマルチパネル 355mm x 355mm を利用し、板は被写体の周辺が写らないように透明やメッシュタイプのものではなく半透明なプラ板のものとする。

連結ジョイント


次に前述したフリーマルチパネルを連携するのに利用する連携ジョイントを計2点購入する。
連携ジョイントは1点あたり4つ入っているため、四角形を成す頂点8箇所に対応するため商品が2点あれば事足りる。

リメイクシート ホワイト


最後に、被写体の背景となる幕として利用するリメイクシートを計1点購入する。
今回は背景を白にしたいためリメイクシートはホワイトを選択し、サイズは 60cm x 30cm である。
フリーマルチパネルに対してサイズが小さいので切る必要はないが、被写体の大きさによってはパネルの継ぎ目が写真に写り込む場合があるのでその時はリメイクシートをもう一枚連結させるか、サイズの大きい模造紙等を利用すると解決する。
また、リメイクシートは元は壁紙として販売されているものなので表面がエンボス加工されていたり模様があるため、模様により撮影時は違った雰囲気を出すことができる。



3.100 均の商品を組み立てる


自作した撮影ブースの完成形

上図は 100 均で買い揃えた資材で組み上げた、自作撮影ブースの完成形である。
撮影ブースは箱型なのでまずはフリーマルチパネルを箱上に組み上げるのだが、連携部分は連結ジョイントを利用する。

フリーマルチパネルを連結ジョイントに差し込む


連携ジョイントにはパネルを差し込むためのくぼみがあり、形状に合わせてパネルを差し込むだけなので工具は不要である。
上図は撮影時の向い方面から見て底に対して左面となるパネルを差し込んでいる様子である。
このように底に対して左面と右面、そして背面までを計4つのフリーマルチパネルと連結ジョイント6つ使って組み上げる。

リメイクシートを


次に撮影ブースの天上となるパネルを付ける前に背景となるリメイクシートをクリップやセロハンテープで上図のように設置する。
リメイクシートが無いとパネルの底と背面の継ぎ目が見えてしまうのでそれを隠すとともに、シートを湾曲させることで背景を感じさせない写真を撮影することができる。
リメイクシートの設置が終われば上からの光を遮るために天上となるパネルを付ければ完成となる。

4.自作した撮影ブースの写真の出来具合


自作した撮影ブースで撮影したものを Photoshop で調整した結果

上図は自作した撮影ブースでスマートフォンを利用して撮影した被写体の写真をさらに Photoshop で明るさだけ調整したものである。
スマートフォンで撮影した割には十分な出来栄えに感じる。

自作した撮影ブースで撮影したそのままの結果

上図は撮影ブースを屋内に設置して自然光のみでスマートフォンで撮影した様子となり、Photoshop など画像加工ソフトを使っていないありのままの状態である。
スマートフォンのカメラの設定は自動で撮影したので若干暗さが残る写真となっている。

自作した撮影ブースを暗室で撮影したそのままの結果

次いで、撮影ブースを暗室に移動させて別のスマートフォンのライトを左側からのみ当てた場合の写真である。
この写真もスマートフォンのカメラの設定は自動で撮影したので Photoshop など画像加工ソフトは利用していない。
自然光よりも意図的に光源を当てるほうが加工無しでも綺麗な写真となる。

自作した撮影ブースを暗室で撮影し Photoshop で調整した結果


最後に暗室で撮影した写真を Photoshop で明るさだけ調整した写真が上図となる。
全体的に暗さは無くなるものの、一番明るい箇所がより際立ってしまうため加工時はもう一手間加える必要がある。



5.撮影ブースを自作する以外の方法


撮影ブースの資材を 100 均で揃えた場合、全てで 880 円(税込)となり非常に安価で入手することができたが、それ以外の方法としては撮影ブースとして一式揃った商品が販売されているのでこれを活用する方法がある。​

撮影ボックス 30cmサイズ LEDリングライト 6色背景スクリーン 3色モード調光

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撮影用の商品はライトも付属しており、ライトの調整もできて手軽に綺麗な写真を撮ることができる。
反面、自作した撮影ブースと違い商品サイズ以上の物を撮影することは難しく、撮影以外の使い道も無いが、100 均で作った撮影ブースは追加でパネルとジョイントを購入することで撮影ブースの幅を広げることが可能で、撮影時以外は本来の使い方であるラックとして活用することができるので自作するほうがお勧めである。

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