Windows10 を 32bit から 64bit に再インストールする方法を解説


[初回公開] 2019年02月22日

32bit の Windows 7 から Windows10 にアップグレードして各種ソフトウェアをインストールしようとしたところ、64bit にしか対応していないソフトウェアは 32bit の OS にインストールできないため 32bit の Windows10 と 64bit に再インストールする方法を解説する。

Windows10 を 32bit から 64bit に再インストールする方法を解説




1.パソコンが 64bit に対応しているか確認する


パソコンが 64bit に対応しているか確認する


Windows10 を 32bit から 64bit に再インストールするためにまず肝心な点として、64bit の OS をインストールするパソコンが当然ながら 64bit に対応していなければならない。
64bit に対応しているかどうかを確認するためには「コントロールパネル -> システム -> バージョン情報」の順にクリックして表示される画面で「システムの種類」が「32 ビットオペレーティングシステム、x64 ベースプロセッサ」と表示されていれば 64bit に再インストールが可能である。



また、パソコンに搭載して利用されている CPU の製造元のサイトを見ても 64bit に対応しているか確認することができる。
今回 32bit から 64bit に再インストールするパソコンの CPU は「インテル Core2 Duo プロセッサ P8400 (3MB L2キャッシュ、2.26 GHz、1066MHz)」を利用しており、公式サイトの仕様一覧にある「命令セット」が 64bit と記載されているので 64bit に対応していることがわかる。
-> インテル Core2 Duo プロセッサー P8400

2.Windows10 のメディア作成ツールをダウンロードする


次に 64bit 版の Windows10 をインストールするファイル(ディスクイメージ)を入手する必要があり、今回は既に 32bit の Windows10 にインストールが完了しているので Microsoft が提供している「メディア作成ツール」で 64bit 版のインストーラーを入手する。
もし Windows10 より古い OS から 64bit 版にする場合は Windows10 の OS を購入する必要がある。

Microsoft Windows10 Pro April 2018 Update適用 32bit/64bit 日本語版【最新】|オンラインコード版

Microsoft Windows10 Pro April 2018 Update適用 32bit/64bit 日本語版【最新】|オンラインコード版

Amazon で価格を確認する



「メディア作成ツール」には二つの役割があり、既にインストールしたソフトウェアや保存しているファイル類も引き継いだまま Windows 7 から Windows10 にアップグレードする場合と、何も無い綺麗な状態から Windows10 をクリーンインストールする場合に利用する。
今回は 32bit から 64bit にするという OS の機構が全く異なるものになるため後者のクリーンインストールとなり、その場合はインストール済みのソフトウェアや保存しているデータは消えて初期化されるので注意が必要である。

Windows の「メディア作成ツール」は下記の Microsoft のサイトからダウンロードする。
-> Windows10 のディスク イメージ (ISO ファイル) のダウンロード - Microsoft

3.Windows 64bit 版のディスクイメージを作成する


Windows 64bit 版のディスクイメージを作成する


ダウンロードした「メディア作成ツール」のファイルをダブルクリックして起動して表示された画面より「言語」、「エディション」、「アーキテクチャ」を選択するが、この画面下部にある「この PC におすすめのオプションを使う」のチェックを外すことで言語等を任意に変更することができる。
チェックを外した後は「言語」は日本語、「エディション」は Windows10、「アーキテクチャ」は 64 ビット (x64) を選択して「次へ」をクリックする。

インストールディスクを保存するメディアを選択する


次の表示される画面にてインストールディスクを保存するメディアを選択する。
一般的に OS 上で動作するソフトウェアやアプリをインストールする場合はインストーラーをダブルクリックして起動させるが、OS をインストールする場合は USB メモリや DVD といった外部記憶メディアの必要がある。
USB ポートのあるパソコンであれば「USB フラッシュドライブ」を選択するのでよい。
何度も利用したり OS のディスクイメージを DVD に長期的に保存したい場合は「ISO ファイル」を選択する。



「USB フラッシュドライブ」か「ISO ファイル」を選択して「次へ」をクリックすると、「メディア作成ツール」が動作しているパソコン内にある情報から新たに再インストール用のディスクイメージを生成してくれる。

4.Windows 64bit 版でクリーンインストールする


パソコンのスタートアップメニューを表示する


Windows 64bit 版でクリーンインストールするためには「メディア作成ツール」で作成した OS のディスクイメージがパソコンの電源を入れると同時にそのディスクイメージを真っ先に読み込みに行く必要があり、その設定をパソコンのスタートアップメニューで行う。
スタートアップメニューの出し方は利用しているパソコンにより方法が異なり、ほとんどのメーカーでは電源ボタンを押した後に表示されるパソコンメーカーのロゴの画面または Windows マークが出る前に Esc や F1、F10 などファンクションキーを押す方法が採用されている。
上図は HP のノートパソコンにおけるスタートアップメニューの画面となり、計5つの項目の中から Boot Device Option を選択するため F9 キーを押下する。

Boot Option Menu の表示


Boot Device Option を選択すると上図のように Boot Option Menu が表示される。
通常は HDD や SSD に OS のデータが入っているのでノートパソコンの電源を入れるとその HDD をコンピュータが参照しにいくため画面上の Notebook Hard Drive が選択されている。
これを USB メモリに入れた Windows10 のデータを一番に参照させたいため I-O DATAUSB Flash Disk 1100 を選択して Enter キーを押す。

OS の種類を選択


設定を終えると先ほどのスタートアップメニューの画面に戻り、再度 Enter キーを押すと USB メモリ内のデータを読み込まれ Windows10 の OS の種類を選択する画面が表示される。
Home の他に Education と Pro を選択してインストールすることもできるが、元々使っていた OS が Home ならここでも Home を選択する。



Windows OS のライセンスは大きくこの三種類に分けられ、それぞれライセンス料が異なるので Home で生成した Windows10 のディスクイメージはクリーンインストール後も Home でインストールしないとライセンス認証が成功せず、Windows アップデートができないだけでなく、一部の機能が利用できなくなる。

5.クリーンインストール後に 64bit になったか確認する


クリーンインストール後の状況


Windows10 のクリーンインストールが終了し、32bit から 64bit に変更されたか確認するために画面左下の Windows マークを右クリックして「システム -> システムの種類」に「64 ビットオペレーティングシステム、x64 ベースプロセッサ」と表示されているのが確認できれば 64bit で動作していることになる。

関連記事