メールヘッダの Return-Path と Reply-To の違いは


[初回公開] 2013年11月08日

メールには件名や本文の他にも Return-Path や Reply-To といったメールヘッダと呼ばれるメールのプロパティ情報を持っており、例えばメーリングリストアプリの"FML"などではメールヘッダをカスタマイズすることが可能なのだが、そのメールヘッダの中でもよく利用する Return-Path と Reply-To について紹介する。

メールヘッダの Return-Path と Reply-To の違いは




1.メールヘッダとは


メールヘッダとは電子メールのプロパティ情報で差出人(From)や宛先(To)の他、メールを受信するまで経由したサーバなどが含まれている。
一般的にメーラーでメールを閲覧すると主に本文(Content)の他、タイトル(Title)や差出人(From)、宛先(To)の4種類が表示されるがこれらもメールヘッダの一部をメーラーが表示してくれており、詳細表示するとメールヘッダも確認することができる。
差出人(From)など一部、送信者が自由に指定できることから詐欺等に悪用されることもあるが、メールヘッダを確認すると実際に送信されたホスト名が確認できるので成りすましかどうかの判断材料に使われることがある。

2.Return-Path とは


Return-Path はメールヘッダの一つで一般的に送信者のアドレスが入っていることが多いが、メール送信者がメールを送信した際に何らかの原因でエラーとなり正常に送信できなかった場合にエラーの通知先となるメールアドレスである。
メールサーバをシステム管理者が保守している場合はシステム管理者宛てのメールアドレスが、メーリングリストであればメーリングリスト管理者のメールアドレスが入っていることがあり、表示される差出人(From)と異なる場合がある。

3.Reply-To とは


メール受信者が受け取ったメールに返信する際に返信先となるメールアドレスである。
メーラーでボタン「返信」を押下すると自動的に宛先(To)に Reply-To のメールアドレスが入力される。
例えば差出人Aがメーリングリストにメール送信して、そのメーリングリストを受け取っている受信者Bにメールが届くとする。
この場合、受信者Bが受け取ったメールの差出人はAのメールアドレスではなく、メーリングリストのメールアドレスが表示される。
もしメーリングリストに Reply-To の指定が無い場合、Bが返信しようとするとメーラーの宛先欄にはメーリングリストのメールアドレスが自動的に入るが、Reply-To にAのメールアドレスを指定していると、返信時の宛先欄にはAのメールアドレスが入る。
このようにメーリングリストの運用例として Reply-To に実際の送信者のメールアドレスを入れるようにしておけば、返信時にメーリングリストではなく実際の送信者へ個別返信しやすくなる。

4.Return-Path と Reply-To の違いは


Return-Path も Reply-To も送信者に関わるメールアドレスではあるものの、内容の意味が異なる。
Return-Path は送信者がエラー通知を受け取りたい場合のメールアドレスなので、このメールアドレスに送信しても破棄される可能性が高い。
対して Reply-To は返信先として送信してほしいメールアドレスなのでよく使うのは Reply-To の方となる。
実際の運用では送信者は差出人(From)を連絡先として設定しており、Reply-To を別途設定することは少ないためメールの返信時は差出人(From)を利用するのが通例である。

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