Illustrator で雲や綿のようなフワフワした物体を短時間で作る方法


[初回公開] 2006年07月27日

イラストを描く上で雲や綿のような形が変則的でフワフワしたものや色が白色だけで陰影による立体感を出すのは手書きでは難しいが、Illustrator のぼかし(ガウス)のや透明化の機能を使えば短時間で作ることができる。

Illustrator で雲や綿のようなフワフワした物体を短時間で作る方法




1.雲は 2 種類のツールで作ることができる


雲や綿のようなフワフワした物体は前述したとおり Illustrator の機能として搭載されている「効果 -> ぼかし -> ぼかし(ガウス)」で書き入れたオブジェクトをぼやかすことで実現できる。
ぼかす前のシンボルの作成には鉛筆ツールを利用する方法とシンボルスプレーツールを利用する場合の 2 種類存在し、それぞれで作り方とできあがったイラストに特徴がある。

2.鉛筆ツールで雲を作る方法


鉛筆ツールはマウスやペンタブレットで自由に線を書き入れてパスを形成するツールである。

Illustrator の鉛筆ツール


鉛筆ツールで書き入れたものは一つのシンボルとして形成され、パスで囲まれた中は単色で塗りつぶすことができる。
自由にマウスやペンタブレットで鉛筆ツールで書き入れた後は上部メニューより「効果 -> ぼかし -> ぼかし(ガウス)」を選択することでウィンドウ「ぼかし(ガウス)」が表示される。

ぼかし(ガウス)ウィンドウを表示


半径のスライダーを右方向にスライドさせるか、数値を上昇させるとぼかしの効果が高くなり原型を留めなくなる。
鉛筆ツールで書き入れる際に外線の色が付くようにしていれば、作ったオブジェクトの外線は無しにし、塗りつぶしを白にしておくと雲や綿に近くなる。
今回はぼかしを 50pixel で適用して下図のようになった。

オブジェクトにぼかし(ガウス)を適用


鉛筆ツールで雲や綿を作る際は自由にオブジェクトの形を決めることはできるメリットがある反面、オブジェクトの大きさが大きくなるほど塗りつぶした状態が単調となるため立体感が無くなるデメリットがある。



3.シンボルスプレーツールで雲を作る方法


二つ目に雲や綿を作る方法にシンボルスプレーツールを利用する方法がある。
シンボルスプレーツールとは、キャンパスに書き入れたオブジェクトや図形を同じ形を後から何度も使いまわせるようにテンプレート化したシンボルと呼ばれる状態のものをクリックするごとに貼り付けることができる機能だ。
普通にコピー & ペーストでオブジェクトを増やすのとちがい、シンボルスプレーツールで作ったものは一つのオブジェクトとして扱われるので編集が楽にできる。
シンボルスプレーツールで雲を作るためにまず、下図の左端のように楕円形ツールなどで図形を作成する。

オブジェクトのシンボル化


次に上部メニューより「ウィンドウ -> シンボル」を選択して表示されるシンボルの一覧に先ほど作った楕円図形をドラッグ & ドロップする。
その際に、上図の右端のようにウィンドウ「シンボルオプション」が表示されるのでシンボルの名称を任意に付ける。
シンボル化できると下図のようにシンボルの一覧に加わる。

作成したオブジェクトがシンボルに加わる


シンボル一覧に追加したシンボルを選択した状態でシンボルスプレーツールを選択し、キャンパス上にクリックするとシンボルが少し位置がズレながら貼り付けられる。
何度かクリックして選択ツールをクリックするなど他のツールモードにするとシンボルスプレーツールが終了して一つのオブジェクトにまとめられる。

シンボルスプレーツール


シンボルスプレーツールでオブジェクトを作成


作成したオブジェクトを選択した状態で上部メニューより「効果 -> ぼかし -> ぼかし(ガウス)」を選択することでウィンドウ「ぼかし(ガウス)」が表示されるので、ぼかしを 50pixel で適用すると下図のようになった。

オブジェクトにぼかし(ガウス)を適用


シンボルスプレーツールで雲や綿を作る際はシンボルの形に依存するので自由にオブジェクトの形を決められないデメリットがある反面、スプレーしたときのように斑に配置されるので不規則性が生まれオブジェクト全体を見ると単調化しないメリットがある。

4.オブジェクトを組み合わせて雲を作る


ここまで鉛筆ツールとシンボルスプレーツールで雲を作る方法を紹介して、これだけであれば数分もかからずに雲や綿のようなフワフワした物体を作ることができる。
より立体感を出すためには、鉛筆ツールとシンボルスプレーツールで作ったものそれぞれを組み合わせるとより効果が現れるが、ただ組み合わすだけだと単調になるため、やや色を変えたオブジェクトを用意したり、透明度を変えたオブジェクトを重ねることで変わってくる。
下図は鉛筆ツールで作った雲の上に透明度を 50% にしたシンボルスプレーツールで作ったオブジェクトを重ねたものだ。
半透明になることで背面にあるオブジェクトが透けるのでより雲らしく見えるようになる。

オブジェクトを組み合わせて雲を作る


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