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出会い系や裏学校サイトなど、携帯サイトによる未成年へのトラブルが相次いでいるので総務省は「携帯フィルタリング」と呼ばれるアクセス制限を義務付けたために、認証されていない携帯サイトは全く見られることがなくなってしまった。 ただ、全ての人がそうではなく、あくまで利用者が未成年者に限られる。 当事者である高校生や中学生の間ではどうかはわからないが、従来通り利用できる社会人の間では話題にすら挙がらない。 しかし、携帯市場をリードする中高生世代をターゲットにした企業・ビジネスには死活問題だ。 携帯サイトでの収益は広告や利用料だけでなく、コンビニ・ファーストフード・ゲーム・ファッション・進学関係など中高生が興味を持つもの全てにビジネスチャンスがある。 また、携帯サイトはWebサイトと制作方法が同じなので手軽に公開できる。 相次いで携帯小説が公開されるのも、広告付きで携帯で公開するほうが出版するよりコストが安くてそこそこ収入もあり、一度公開すればメンテナンスがいらない点がある。 うまくいけば書籍化や映画化の話がくるので著作者としてはありがたいビジネス市場だ。 そこで、「モバイルコンテンツ審査・運用監視機構」が審査を行い、受理されればサイトをフィルタリングの対象から除外させるようだ。 審査・運用監視委員会では、承認された基準をもとに、申請されたケータイサイトの審査を行い、認定を行うほか、審査後は基準に合ったサイト運営を行っているか監視する。監視の結果、問題が発見された場合は勧告や見解の通知を行って、改善計画の提出を要請する。さらに消費者や事業者からの苦情も受け付ける。認定作業は早ければ6月後半から始める計画だ。認定されたサイトには専用のマークを掲載してもらい、1年ごとに更新する。 携帯サイトには2通りあり、携帯キャリアからの許可が下りている「公式サイト」と誰でも公開できる「勝手サイト」がある。 「公式サイト」の方はURLの通知や特別宣伝をしなくても、携帯でネット接続したときのトップページからや検索でヒットするようになるのでそこそこアクセスが期待できる。 私も以前、DoCoMoの公式サイトに携わっていたのでよく知っているが、審査はかなり厳しい。 アフィリエイトなど広告はもちろん、外部サイトへのリンクも許されていない。 さらに審査条件の一つでもあるが、サイトの更新頻度が高くないといけないので運営となると片手間でできる事業ではない。 しかし、今回の「携帯フィルタリング」からは有害サイトと見なされないのでメリットが大きくなった。 それに対し「勝手サイト」の方は企業・団体・個人問わず公開できるもので、無料で使えるブログが携帯電話対応しているのなら、それに含まれる。 今回の「携帯フィルタリング」により未成年者の携帯からは見ることができない状態にある。 携帯サイトはいまや大きなビジネスとなっている。 「誰でも持っている」 「常に持っている」 「いつでもどこでも利用できる」 以上の目のつきやすさに加え、安価に宣伝を出せることや限られた尺のテレビCMや紙面に比べ、広告主の好きなだけ情報を掲載できる点が大きい。 特に商品にQRコードを貼り付けてキャンペーンサイトへ誘導させて販売促進させている食品メーカーでは未成年者に向けてこれができなくなってしまう。 携帯サイトによる事件・トラブルが連日ニュースに挙がっているので、アクセス規制は必要だと私は感じる。 しかし、アクセス制限を解除するために100万円前後の費用が必要となると中小企業や個人では厳しい。 さらに1年ごとの更新が必要なのでその際には費用が必要だろう。 始めは通信料が激減するので各携帯キャリアも反対していたようだが、有料の審査制にしたことで納得したようだ。 大手の企業ではちょっとした広告費なので審査申請に躊躇しないだろう。 しかし、地方の進学塾や専門学校など携帯を使って何とか生徒を呼び込みたいところには100万円という金額は大金だ。 しかしながら、利用者が親として子供に渡したり、親の同意があれば「携帯フィルタリング」を解除することも可能なので実際のところ「未成年の保護」には50%程度にしかなっていないようだ。 私も中高生の頃は親に「ダメだ」と言われていたことをいろんな手でかいくぐってきたものだ。 深夜番組を見ることを禁止されていたので中古の携帯テレビを買って布団の中で見たり、ゲームをする時間が決められていたので友達の家に行ったり。 利用の抑制も大事だが、「利用することの危険度」を教えないと成人になったときに同じことになるのではないだろうか。 今でも成人が携帯サイトで事件を起こしたり、巻き込まれたりするのだから。 |
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