クライアントのECサイトとしてオープンソースの"EC-CUBE"を利用している。![]() 現在はVPSサーバ"ラピッドサイト"にてカスタマイズテストを行い、各クライアントサーバに実装している。 尚、現在使用しているバージョンは"1.1.1"である。 昨年秋に公開された"EC-CUBE"はバグの調整、キャンペーンサイト機能、携帯電話対応とバージョンアップを重ねるごとに修正・追加機能がなされている。 追加機能は既に導入したクライアントの"EC-CUBE"では不要かもしれないが、細かなバグ修正はぜひ対応しておきたい。 今回、"1.1.1"から"1.3.0"にバージョンアップすることにした。 しかし既存"EC-CUBE"のバージョンアップ時には以下のような注意点がある。 (a)稼動中のデータ(商品・顧客・売上データ)が損失しないようにバックアップ・リストアを念入りにする (b)オリジナルデザインを再適応する必要がある (c)オリジナルカスタマイズを再適応する必要がある (d)バージョン移行中に一般ユーザがアクセスして購入できないようにする 特に(a)に関しては失ったデータは元に戻らないのでテスト環境でバージョンアップの練習は行ったほうがより安全だと考える。 具体的なバージョンアップ方法としては既存"EC-CUBE"を動作させつつ最新バージョンをサーバに設置し、既存DBを利用して再インストールを行う。 尚、インストール時のDB初期化は行わない。 以下の方法は"ラピッドサイト"のVPSサーバを利用した場合でDBは"PostgreSQL"である。 他のサーバ・DBでは異なる場合がある。 (1)システムメンテナンス中のページを用意する。 ↓ (2)htaccessでアクセスがあったものをメンテナンスページにリダイレクトかける。 ↓ (3)既存"EC-CUBE"のディレクトリ名を他のものに変更する。 (公開ディレクトにdataフォルダがない場合はdataディレクトリの名称・パスも変更する) ↓ (4)"EC-CUBE"最新版を公開するURL・構成でサーバに設置する。 ↓ (5)インストールの途中で"カラムが追加できない"とエラーが出るためphpPgAdminで追加しておく。 [テーブル] dtb_campaign directory_name text NOT NULL limit_count integer NOT NULL デフォルト0 total_count integer NOT NULL デフォルト0 orverlapping_flg smallint NOT NULL デフォルト0 cart_flg smallint NOT NULL デフォルト0 deliv_free_flg smallint NOT NULL デフォルト0 ↓ (6)/install/index.phpにアクセスしてインストールを開始する。 ※途中の「データベースの初期化は行わない」にはチェックを入れる ↓ (7)旧"EC-CUBE"のデザインファイルを新版にも適応する。 ↓ (8)商品登録画像を適応する。 旧"EC-CUBE"の/html/upload/save_image/から画像を取得してアップする ↓ (9)オリジナルカスタマイズを行っている場合はそのソースとDBを変更する。 ↓ (10)新版の動作確認を行う。 ↓ (11)メンテナンスへのリダイレクトを解除する ↓ (12)旧"EC-CUBE"を削除する 以上でバージョンアップが完了する。 こちらで確認したところ、Ver1.3.0で発生しているバグを除いては問題なく動作している。 旧"EC-CUBE"の削除は必須ではないが、フォントデータ等があり10MB近くの容量があるので削除してもかまわないだろう。 しかし、新版で不具合があった場合は名称変更した旧"EC-CUBE"を公開URL用に名前変更すればすぐ使えるので、臨時用に残しておいても良いかと思う。 今のところ大きなDB変更がないのでこの方法で良いが、今後そのようなことがあればまた違う方法でバージョンアップしなければならないだろう。 |
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